ぎふもこプロジェクト第2弾 抱き枕・痛いクッション 作成レポート

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 1.前置き 2013年8月某日
 
 
 ブックカバーの話も進んだ某日。 えんぴさんからメールが来る。
   「抱き枕ってどうよ?(意訳)」とか。
   これもお誕生日プレゼントなんだが、話の流れは 巫女服 → すでに持ってる → じゃ男の娘抱き枕。
 出だしがブックカバーと一緒じゃないか。 手抜きか。
 その後お話を進めたところ、印刷を1つからやってくれるところはあるけれど、1つ15,000円くらいかかるとのこと
   (その後の調べで1万円切るところは見つけた)
   しかし、使いたい絵柄は公式絵も含むので、著作権関係で断られる可能性が高いみたい。
   そうなると、その条件でも作れるところに相談。 というわけだ。
 公式絵だけだと、レポートにしにくいね。
 うむ。 というわけで、話の流れで みづのさんのイラストで作成することになった。
   クッションカバーも加えて、セットで作ります。
 
 
 
 
 2.仕様検討〜見積もり発行 2013年8月14日
 
 
 まずは仕様を決めます。
   抱き枕の大きさは、等身大を考えて 160×50cmサイズに落ち着きました。
   後で知ったことだけど、店舗なんかの規格サイズの主流も 120cm→160cmにシフトしつつあるとのこと。
   えんぴさん先を行ってますね(笑)
 
    また、最終的には 表面(オモテメン)にイラスト、裏面に文字を配置。
   この仕様で、抱き枕を。クッションは、ほぼ実験品で50×50cmサイズを一つ。
   イラストは悪戯心を込めた感じで(謎)
   
    実験的な作成なんで、いつものコスプレ小道具の値段付けを適用して特殊割引をすることになりました。
   布地に直印刷ではなく すべてアイロンプリント用紙使用です。
 
    この段階では、割引なしでの見積もり発行。 しばらくはイラスト待ちと材料調達が続きます。
   男の娘モチーフは、ルカ子ね。
 
 
 
 
 3.加工開始 2013年9月7日
 
プリントペーパーと本体  日付がとんでますが
   この間に、ブックカバーの加工してました。
 締め切りからしたら、ちょーーっと厳しい?
   あまり「失敗」はしてらんないねぇ。
 今回使ったのは、コストパフォーマンス優先で
   カバーは「枕カバー 綿100% 50x160cm (オフホワイト)
   アイロンプリント用紙は「ELECOM アイロンプリントペーパー
   (白・淡色用)」
   主な材料はこの2つです。
 
     
枕生地  高密度織りってーのは伊達じゃないっすね。
   手触りも良いです。
   紹介文と違ってつなぎ目はありませんでした。
   その代り開口部は縦方向に付いていて
   ファスナーは無しです。
 
 軽くアイロンを当てて
   折り皺を取っておきます。
 
 
 
 
 4.プリント貼り付け〜ブロックタイプ 2013年9月18日
 
 
 白背景ものから、各パーツを輪郭にそって切り抜いて、貼りながら組み立てていく手法をとります。
   
   頭位置から大まかに位置を特定して、平行に気を付けながら一パーツずつ貼っていきます。
ズレがーー・・・  アイロンを当てながら移動するので
   当然、生地の歪みが蓄積していくわけで
   だんだん貼る位置もずれていきます。
   
    次回は、もっと上手く・・・
 
 
 
 5.プリント貼り付け〜タイルタイプ 2013年9月XX日
 
みづの絵ルカ子  こちらは背景ありなので
   ペーパー1面ずつブロックのように貼っていきます。
   こっちの方が制御はしやすい?・・のかな。
   
おみあし  ズレ方向が重なりになってしまいました。
   やっぱ布の伸縮を計算に入れねばならんのか。
   
 
 
 
 6.クッションも作るでよ 2013年10月5日
 
でぃふぉるめ  パッケージ商品で(笑)
   クッションも作ります。
   試作品もクッションでやりましたので
   こちらは2つ目。
   サイズは50×50cmです。
 
 ここで気が付く人は気が付くんだが
   アイロンプリントで裏表に処理する場合、どうやって処理するのか? という問題。
   なにせ、表を貼ってから裏を貼ろうとすると 熱で表が溶ける&剥がれちゃう。
   
   その辺は失敗を繰り返して得たノウハウがあるのだよ。
 
 
 
 7.一応完成・・・大失敗付き 2013年10月13日
 
全体像
 
 締め切り日&引き渡し日。 えんぴさん、一関まで取りに来ました。
   なので私は、盛岡 → 一関 をハンドキャリーです。
   ここで前日までのところで、色々な瑕疵が発覚しました。
   寝不足で作業するもんじゃない・・・
   
   サイズ比較の為、A4用紙を上においてます。
   
   
瑕疵1  その一つ。所々の剥がれ。
   後にエージング不足と判明しましたが
   どうも処理してすぐ畳んだりすると、
   お互いにくっついて、弱い部分が剥がれてしまったり
   するようです。
   
   高温処理用のプリントペーパーを温度不足で処理しても
   こういう現象は起きるみたいです。
   
瑕疵2  その二つ。裏面に鏡文字(笑)。
   寝不足で作業中は気が付きませんでした。
   このタイプのアイロンプリントは、
   鏡像反転印刷を貼り付けるんですが
   何回かやり直してる内にミスしたまま
   処理して、終わるまで気が付きませんでした。
   
   最終的には受け入れてもらえましたが
   瑕疵を伝えた後、素直に気に入らなければ
   引き揚げて処理費は全部かぶる旨、伝えています。
   
 
 
 
 8.決算 2013年10月
 
 
 今回も備忘録ちっくな意味で決算。
 
 いつも通り、左は原材料(原単価)。 右は今回使用分価格。 1円端数切り上げ。
 やりなおし分は含めず、最終的にかかった分だけ計上。
 
 まずは抱き枕
 
 原材料原単価 分割分単価分割量   使用箇所
 iFabric 抱き枕 中身 160x50cm カバー用2480円 2480円1個 本体
 枕カバー 綿100% 50x160cm (オフホワイト)2300円 2300円1枚 カバー
 ELECOM アイロンプリントペーパー(白・淡色用) A4版10枚入り850円 2550円3組 絵付け両面
 送料計1750円 1750円 -  - 
 以下計上外
 インク代  アイロン  ピンセット  工具類
  
 合計7380円 9080円  
 
 
  本来ならここから、完成品を手元に届ける送料が追加になる。
  両面加工は、今なら印刷で受けてくれるところもあるので、探してみるのも良いだろう。
  ただし、前述したように版権イラストは受けてくれない可能性が高いので、イラストは自作で できる人推奨。
  120cmサイズだったら半額以下でできるので、試してもよろし。
  商品送料の占める割合が大きいので、何かしらの工夫をしないと作る意味が薄れるかもしれない。
 
 
 次にクッション
 
 原材料原単価 分割分単価分割量   使用箇所
 iFabric ヌードクッション 50cm カバー用700円 700円1個 本体
 クッションカバー50x50cm オフホワイト綿100%500円 500円1枚 カバー
 ELECOM アイロンプリントペーパー(白・淡色用) A4版10枚入り850円 850円1組 絵付け両面
 送料計1580円 1580円 -  - 
 以下計上外
 インク代  アイロン  ピンセット  工具類
  
 合計3630円 3630円  
 
 
  こちらも 本来ならここから、完成品を手元に届ける送料が追加になる。
  両面加工は、表4枚、裏6枚でカウントしてますが、イラストを中央に寄せたり、文字だけならもう少し少なくなるかもしれない。
  サイズは色々あるし、加工もさほど難しくないので、汎用性が高い案件かもしれない。
 
 
 
 
 
 9.後日談 2013年12月2日
 
ぎふもこの賞状  パッケージ商品で(笑)
   追加で作成しました。
   アイロンプリントペーパーは、グレード変更。
   洗濯グレードにしましたのでお値段2倍になりますが
   作業効率は高いし、耐久性も上がってるので
   最終的にはこっちの仕様が標準かと。
ぎふも娘干支バージョン  その裏側(笑)
   解像度の低い絵を 輪郭のみレタッチ後
   元絵と合成して使用してます。
   本来なら正方形キャンバスに、それ用の絵が欲しい。
   プリントペーパーは表裏各2枚。
   なので、50cmクッションに対して
   イラストサイズは40cm。
   みっちり配置しない方が良いか?
 
 




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